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【実例】ITベンチャー企業の起業1年目の目標設定【2019年】

【2019年の文章をそのまま再掲します】

起業してから4カ月しかたっていない状況ですが、2019年も残り4カ月となり折り返し地点にいます。

改めて『目標設定』という切り口で、4カ月を振り返っておきたいと思います。

思いついたまま書いているため、読みづらい部分はご容赦ください。

起業1年目の目標をどのように設定するか

起業を本格的に決意したのが、2019年3月の終わりでした。

その後、5月頃より法人として拡大していこうと決め、目標を考え始めました。

目標については、『必要だと思う人』『必要ないと思う人』それぞれだとは思いますが、これまでの人生経験から、私の場合はゴール設定したほうが頑張れるタイプなので、設定することにしました。

定性的な目標設定

まず、売上目標や件数目標など定量的な目標を検討する人も多いとは思いますが、私の場合は1年後、3年後『どんな風になっていたいか、なっていたくないか』というぼんやりとしたイメージを言葉にしていくことにしました。

尊敬する起業家、エイチームの林高生さんがおっしゃっていたとおりに、私自身も理想とする状況や、やりたくないことをノートに書いてみました。

林さんほどの人でも、ここまで追い込まれている時期があったのかと思うと、不思議と勇気が持てました。

早速、遠い先のことはわからないので、1年後の状態を考えました。

<状態>

  • 私生活、仕事ともに充実している
  • 家族との時間を大切にしている
  • 素晴らしい仲間10人と仕事をしている

<やりたくないこと>

  • やらされ仕事
  • 仕事に追われること
  • 嫌な人(社内・取引先)と働くこと
  • 環境に振り回されること

実際に紙に書いてみると、すっと気持ちが整理できたような気になりました。

「あ、自分は『やりたいこと(商材や業界など)』よりも、幸せな状態・良いをチームを求めているんだな」ということが明確になりました。

ここまで30分くらいですが、ここから定量的な目標設定をしていきました。

定量的な目標設定

一人の会社で、何にもない状況で「さて、どうやって目標を設定しよう?」という感じです。決して計画的な起業ではなかったので、少しだけ立ち止まりました。

「何かベンチマークがあれば...」

少し検索すると、以下の記事が見つかりました。

サイバーエージェントやライブドアなどの初年度の売上をまとめた記事で、

  • サイバーエージェントが2,000万円⇒4.5億円
  • ライブドアが3,600万円

といったことが書かれていました。

おこがましい話ではありますが、同じIT企業、しかも、私が理想としたい会社です。

スタートダッシュが大事だと思い、勝手にベンチマークにしました。

12月決算なので、実質8カ月ですが、

  • 1年目はライブドアを目標
  • 2年目はサイバーエージェントを目標

...として、頑張ろうと思い、それ以上の深い理由は無いですが、逆算して計画を立てていきました。

「サイバーエージェントに入りたい!」という学生もいるので、「サイバーエージェントを超えよう!」という目標は、モチベーション向上にも役立っています。(サイバーエージェントさん、本当にありがとうございます。)

上記2社は創業期、受託業がメインだったこともあり、

  • メディア単体の売上だと厳しそうだ...
  • スピード感をもってやるには、受託をして伸ばして行く必要がありそう

など、事業ドメインも考え直す必要がありました。

皮算用ではありましたが、自分自身で設定した目標から逆算して、タスクを設定し、売上を積み上げていきました。

計画⇒実行フェーズ

実行してからの修正がかなり多い

目標設定をしてから4カ月が経ち率直に思うのは、「計画ってどんどん変わるな...」ということです。

それこそ、採用した1人の能力・やる気によっても大きく変わってきます。

何をいまさらという感じではあるんですが、経営に携わって初めて身に沁みました。

結果として、運よく上方修正したので資金調達を行い、計画を前倒ししている最中です。

コントロールできる部分が圧倒的に少ない

計画だけを見るとコントロールできる要素が多いものと勘違いしていますが、実際にはコントロールできる部分などほとんどないことが分かりました。

特に、一番重要な『採用』については『運ゲー』の要素が強く、とにかくたくさん会って自社にマッチする人を見つけ出さなくてはいけません。

【結論】私の場合は、目標設定をしたのが正解でした

今のところ、計画・目標設定それ自体に意義を感じてはいません。

一方で、ざっくりでも目指す定性・定量目標を設定したことで、法人として目指すべき目線の高さが明確になりました

また、売上や利益達成、理想とする状態や状況をつくるための手段は常に自分たちで決定でき、何かに縛られているわけではないことを、今回の目標設定を通じて、はじめて実感できました。

結論、目標設定をしておいて良かったと思っています。

...と、目標設定についての私の体験談をリアルに書いてみました。

正直、目標設定についてそこまで時間をかける必要はないと思いまし、私の目標設定など上記くらいのレベルでとてもお粗末なものです。

とはいえ、少し悩んだことではありましたので、その経験を書いてみることにしました。

将来の起業家1年生の参考になれば幸いです。