今回インタビューさせていただいた企業様は、様々な機械製品を多角的に展開されている大手グローバルメーカー様です。
新しい取り組みに対して非常に積極的な企業様で、採用においても常に新しい手法に取り組んでいらっしゃいます。MEICARIではYouTubeをはじめとして様々な取り組みをさせていただいておりますが、コロナ禍以降、採用活動においてスタンダードになりつつあるオンラインLIVEもその一つです。
今回はオンライン化への対応からMEICARI LIVEご登壇の反響、試験的な取り組み「選考特典」に至るまで匿名ということで幅広くお話しいただきましたので、新しい採用手法をご検討中の企業様にとっては非常に参考になると考えております。
ぜひ最後までご一読ください。
近年の採用活動の変化について
ー御社の選考に進んでくれる学生さんの増減はあったりしますか。
担当者様:
エントリー数は2倍以上に増えていますね。
以前までは、どちらかというと学校推薦の(内定者の)割合が非常に多かったんですが、時代の流れとして学校推薦がどんどんなくなり、利用されなくなってきています。
何とか自由応募でエントリーを募ろうと思うと結果的にエントリー数を増やしておかないと、全然選考に繋がっていかないイメージがあります。
ー確かに今は、この企画1本だけでやってますみたいな企業様も少ないですよね。
担当者様:
そうですよね。コロナ前の採用担当者に話を聞くと、例えば理系は8割ぐらいが学校推薦で、当時の計画数の8割程度を占めていました。
今は母集団200人程度をインターンで集めているんですが、当時は30人で夏1回転程度で、新卒採用がウィンタースポーツのような時代だったみたいです。その分、大学訪問のために出張に行ったり、などに工数をさいていたようですね。
ーウィンタースポーツ、言い得て妙ですね。(笑)先ほどのお話で、早期化への採用活動の変化は、やはりその部分が大きいんですか?
担当者様:
そうですね。スケジュールは本当に大幅に変わっていますね。
例えば当社の採用は、採用担当だけではなく数百人規模のリクルーターによって構成されていて、その採用のプロジェクトのキックオフが、コロナ前だと年明け1月ぐらいだったところ、今は10月になっています。
それがもっと前倒しされて、「夏インターンに合わせてキックオフした方がいいかな」など、もっと前倒しになる可能性もあります。
MEICARI LIVEご登壇のきっかけ
ーLIVEは年にどのくらいご登壇されているのでしょうか?
担当者様:
今年度は予定を含めてだいたい100件ぐらいですね。
ーMEICARI LIVE以外だと、どういったイベントにご登壇された、もしくは予定していますか。
担当者様:
大手ナビサイトのほかには、口コミサイトや就活支援サイトのイベントですね。
大きいイベントは様々な業界セミナーや、生協主催の学内セミナー、OBOGがいる同窓会関係の学内セミナーに登壇しています。
ー本当に多種多様ですね。LIVEの選定とかで重要視されているポイントはございますか。
担当者様:
開催のタイミングを重要視していて、特にインターンのエントリー期間中に開催されてるかというところと、どれだけ学生さんの情報を集められるかというところ、この2つぐらいですね。
ーちなみに学生さんの情報の基準というか、例えば、費用対効果みたいなところで比較されていらっしゃるとかはあったりしますか。
担当者様:
もちろんコストに対して情報が何件とれるか、という費用対効果は見てるんですけれども、どちらかというと、実は、終わった後にそのイベントから何名内定者が出てたかというのを分析しておりまして、そこの実績が一番高いところに費用を多く割いているという感じです。
MEICARIさんはまだこれからなので、一旦いろんなとこに出させてもらっています。
ーありがとうございます。御社の中で一番流入が多いイベントや媒体はどちらでしょうか。
担当者様:
そうですね。母集団が多いのは、ナビサイトだと思いますが、自然流入からのホームページ経由も多いですね。
ー改めまして、MEICARI LIVEご登壇のきっかけは何だったのでしょうか。
担当者様:
無料でイベントにご招待いただいたのが取引のきっかけで、その後SNS運用や動画制作へ派生したと記憶しています。
ー他のイベントと比べて、MEICARIへ依頼いただいている理由はどういったところでしょうか。
担当者様:
MEICARIさんにお願いする理由は、YouTubeなどで配信してもらえるという点です。
当社がこういうYouTubeLIVEをやるという斬新な取り組み自体も、学生に推していきたいなと考えいています。
それに加えて、インタビュアーの方に聞いていただいてるので、カタくならずに”切り込んだ部分”を伝えられている印象です。プレゼンのアーカイブ動画についても、内定者の方や、学生さんに見てもらうと「面白かったです」という声を伺いますし、LIVEのアーカイブ動画は非常に助かっています。
ーありがとうございます。手前味噌で恐縮なんですけれども、しっかり編集すると10万円とか、20万円ぐらいかかっているものなので、割と使い勝手の良い形でお渡しできているのかなと思っています。MEICARIとしても積極的にご活用いただけていて非常にありがたいです。
LIVE特典での集客効果
ーカジュアル面談の特典をLIVE参加者に対して周知していただいたところ、当日の夜には、ほぼほぼ埋まっておりました。すごい反響(埋まり方)だったと思っているんですけれども、このような(特典による)集客方法などは実施してらっしゃるんでしょうか?
担当者様:
今回イベントで特典をつけるのは初めての取り組みでしたが、本当に一瞬で埋まりましたね(笑)
ー正直MEICARI側としても、どうなるか心配しながら見てはいたんですけれど、そもそもLIVEの間に埋まり始めたので大丈夫だなと思いました。他に集客で手ごたえがあった施策などはあったりするんでしょうか。
担当者様:
そうですね、特典はあまりつけたことがなかったので、イベントの実施形式の話になるんですが、パネルディスカッション形式は「他の会社さんを目的で見ていたけれど、そのタイミングで当社のことを知りました」という声を聞くのでよかったなと思っています。
あとは会社名は出さずに、コピーライトだけで流入してもらえる形式は良かったです。企業のブランドに関係なく、そのコピーライトの面白さに惹かれて、入ってきてくれる学生がいるので結構いいですね。
ーコンセプトが素晴らしいですね。最初に我々からご連絡させていただいたところもありますが、元々のMEICARIへの印象は何かあったりされましたか。
担当者様:
そうですね、私は(社会人の中で)若手の方なので、YouTubeでこういう就活のチャンネルを持ったりとか情報発信するっていうのは非常にポジティブに捉えています。
ただ、YouTube(やSNS)を自社で1からやるとなったら、それはとてつもない工数になりますし、どう管理していくのかが大変だったので「発信はしたいな」と思いつつも、手をつけられませんでした。
MEICARIさんのようなチャンネルがあるというのは、採用担当として好印象なイメージが元々ありましたね。
ーYouTubeが”何となく駄目”みたいな企業様は意外と多いので、そのあたりをポジティブに捉えていただいて、本当にありがたいです。
実際の出演を通して感じたこと
ーMEICARI LIVEへの出演に関する部分で担当者様が感じたことをお伺いできますか。
担当者様:
はい、そうですね。出演までのプロセスについては、あらかじめ台本を頂いた時点で内容は頭に入っていたので、全然準備の時間もかからず、問題はなかったと思います。
あとは、MEICARIさんのLIVEは動画編集もそうですけど、いつもテンポ感がいいなって思います。
ーそうですね、テンポがないと今のデジタルネイティブ世代にはなかなか見てくれなくなるので、そこは拘ってやらせていただいています。
MEICARI LIVEの結果やご反響について
ー実際にご登壇いただいてどうでしたか。反響などはありましたか。
担当者様:
そうですね、LIVEのアーカイブ動画を見た私の上司は「なんか面白い角度のイベント内容だね」「なかなかいいね」という感じのコメントをもらっているので、非常にいいなと思ってます。
LIVE本番もそうですし、提供いただいてるアーカイブ動画含めて、視聴者の数も多いですし色々な方々に見ていただいてるので、当社を新規で知るきっかけになったり、当社の名前で検索をして「MEICARIさんのYouTubeを見てより理解が深まりました」という、選考の志望動機付けにも繋がってきているので。
あとは今後、「内定者をどれだけ出せるかを、より(一緒に)考えていけたらな」という風に思っています。
ーありがとうございます。これまで以上に頑張りたいと思います。LIVEに出演いただいて、期待していた数値というか、情報提供量というあたりはどのように捉えてらっしゃいますか。
担当者様:
現状では期待通りの成果を得ているので、大丈夫だと思います。
ーカジュアル面談の特典で、LIVE経由でカジュアル面談された学生の印象はいかがでしょうか。
担当者様:
面談を担当したのは私ではないんですが、元々当社に興味があって既にマイページ登録してくれていた学生が「より何か理解を深めるために来ました」というのが半分ぐらいで、残り半分は「新規のMEICARIのLIVEで見ました」という学生です。ただ、後者の新規の方々も、面談の時間一杯一杯に質問してくれるぐらい反応が良かったみたいです。「非常に意識の高い、さすがMEICARIさんを見てらっしゃる学生だなという風に思う」って言ってましたね。
ー実際どうなるのか心配だったのですが、よかったです。
担当者様:
はい。予約して実際に来なかったのは2人だけだったと思います。残りは全員来てくれていたので、本当にこの感じはすごいなと思いました。
ーよかったです。特に応募URLを先に頂けていたのがかなり大きいと思っています。
この度は、インタビューを快く引き受けていただき、ありがとうございました。