名キャリへの動画制作の問い合わせで2023年から増えている動画が「ショート動画」です。
名キャリでは、YouTubeとTikTok(検証用に0から立ち上げました)において25卒向けより本格的に効果検証を行ってまいりました。
安定的に数万~数十万再生されるフォーマットの開発に至るまでには相当な時間とコストがかかりましたが、100万再生を突破する動画なども生み出すことができ、かつ、TikTokにおいては短期間で約2,500登録を達成しましたので、その結果と、効果についてお知らせいたします。
採用動画に特化して年間1,000本以上制作する名キャリでは、このような最新トレンドにも併せてショート動画に限らず、複合的なご提案が可能ですので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
採用向けショート動画の総括
ショート動画とは
ショート動画とは、60秒以内の短い動画からなるサービスです。
YouTubeショートやTikTok、インスタグラムのリールなど、スマホでの視聴を前提としているので、投稿される動画は縦型がメインとなっており、スクロールによる視聴切り替えが特徴的な視聴方法となっています。
採用向けショート動画のメリット:圧倒的なリーチ力で認知向上
継続的なコンテンツアップロードで認知は飛躍的に向上
1本のショート動画だけで効果を出すことは難しいですが、月に10本~20本程、継続的にコンテンツをアップロードし続けることでYouTube上のアルゴリズムに乗り、視聴者数が6倍程度になり認知度が飛躍的に向上しました。
また、副次的な効果として、チャンネル登録者増加のうち30%を占めるまでになりました。
採用向けショート動画のデメリット:”バズる・伸ばす”難易度が高い
ショート動画は一見すると短い時間かつ編集も複雑ではないので制作自体は簡単に見えますが、
冒頭2秒で視聴されるかが決まってしまったり、アルゴリズムに乗るまでの試行錯誤や、一度アルゴリズムに乗ったとしてもすぐに伸びなくなってしまうことがあるため、対応が非常に難しいのが難点です。
また、ショート動画単体では情報量が少ないため、それ単体で活用していく汎用性は長尺の動画と比べるとネガティブです。
採用向けショート動画の人気コンテンツ
ここから、採用/就活領域で人気が高かったコンテンツを紹介していきます。
最も”バズった”採用向けショート動画コンテンツ
まず、最も人気だったショート動画は『有名大学卒業生への進路インタビュー動画』でした。
主な理由として、以下が考えられます。
- 先輩の”生の声・情報”を聞くことが出来る
- いろいろな選択肢があることを実感できる
”炎上要因”などをバランスよくカットしているため、大きなブレはなく140万再生されながら継続的に伸び続けています。
また、形式として、例えば採用担当の方がインタビュアーとなり、様々な社員の方に質問していく形式に応用できるため、おすすめのフォーマットになっています。
(上記のように学生インタビュアーが質問させていただくパターンも提案可能です)
ちなみに、TikTokでは以下の動画が最も視聴を稼いでいました。(90万再生超)
安定的に”伸びやすい”採用ショート動画コンテンツ
意外かもしれませんが、採用向けで安定的に”伸びやすい”ショート動画は、街頭インタビュー風の動画でした。
トレンドの”タイムショック”や”ドレミの歌”など、様々試した上で、採用向け・就活生向けの動画は『内容』が重視される結果となりました。
以下のように、フォーマットはそのままに、テーマ別に質問をしたり、クイズを出すなどした動画も同様に視聴数が好調でしたので、非常に使い勝手の良いフォーマットと言えそうです。
【番外編】伸びづらかった”企画系ショート動画”
あまり伸びが良くなかった企画系の動画についても紹介いたしますが、どれだけ企画を凝ったとしても、エンタメ系と並ぶYouTube・TikTok上では就活/採用の面白さに限界があるため、バズることは非常に難しいです。
さいごに:採用向けショート動画に取り組むべきか
さいごに、ショート動画に取り組むべきかに関しては結論、すでにYouTubeチャンネル上にコンテンツが複数ある状態で、かつ、継続的に運用している場合は非常におススメと言えます。
一方で、現在コンテンツがない場合は、あくまで学生向けの一つのカジュアルな施策として取り組むか、長尺コンテンツへの集客手段と捉えて頂く方が現実的だと考えています。
社名の認知度が低い企業様は施策の一つとして最も効果的な施策ではありますが、よほど力を入れて取り組まない限り効果は限定的です。
貴社に興味がある学生にとっては情報量が少なすぎるため、基本的な採用動画(採用サイトなどに掲載する)は3分以上の動画をお勧めしております。
まずは採用向けYouTubeチャンネルの無料開設を
ショート動画を制作する、しないに関わらずおすすめしたいのは、YouTubeチャンネルの開設を先に済ませておくことをお勧めしております。
というのも、24卒向けの調査において、『採用YouTubeがあったほうが良いか?』という質問に対して、23卒向けで73%だったところから、96%まで上昇しており需要が急上昇しています。
また、YouTubeを持っている企業については、好印象を持たれている学生が非常に多いです。
TikTokやInstaglamなど、どの媒体を選ぶべきか悩んでいる採用担当者の方も多いと思いますが、長尺コンテンツのアーカイブ先としてはYouTubeが最もおすすめです。
YouTubeをお勧めする理由
- 長尺コンテンツのアーカイブが容易
- 1本あたりの動画の分析が可能
- 限定公開機能で見られる範囲を限定できる
名キャリでは、採用YouTube制作の需要の高まりを受け無料で開設をサポートさせていただいており、業界トップ企業を中心に年間で50社超のYouTube運用をお手伝いしております。
ショート動画についてはもちろん、『YouTubeについて気になっていた』『どうやって始めていけばいいのかわからない』『丸投げしたい』『予算イメージがつかない』など、気になる点は非常に多いと思います。
是非お気軽にお問い合わせください。