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【お客様インタビュー】1つの口コミが与えてしまうリスクが大きい。だから、自分たちの言葉で“リアル”を届けたかった【三井物産プラスチック株式会社様】

【企業様紹介】
三井物産プラスチック株式会社(以下、三井物産プラスチック)は、三井物産グループにおける化学品・プラスチック専門商社です。国内外の幅広いバリューチェーンを活かし、原料の調達からリサイクルスキーム構築までトータルで支援しています。

学生が就職先を検討する際に目にする情報が限られる中、「正しい社内の姿」を自ら発信すべく、採用広報の一環としてMEICARIの動画制作サービスを活用。今回は新卒採用を担当される高橋様、田中様に、動画活用の狙いと成果を伺いました。

目次

採用動画制作のきっかけ

― 採用動画を始めようと思われたきっかけを教えてください。

高橋様:

学生が最初に触れる情報源が転職サイトや口コミサイト、”元社員”等が登場する動画等だけになっている―そこに危機感がありました。当社は口コミ数が少なく、一つの投稿が“会社のすべて”のように受け取られてしまう怖さがあります。

口コミが十件ほどしかないとその十件が100%真実であるかのように見えてしまうので、自分たちから一次情報を発信しようと考えました。加えて、同じグループ内でまだ誰も採用動画に取り組んでおらず、「先頭を切ってみよう」という思いも後押しになりました。

学生が最初に触れる企業情報が、転職サイトや口コミサイトに限られている――そこに危機感を持っていました。
特に、こうした口コミの多くは元社員による投稿で、現職社員の声も一部あるものの、実態としては限られています。
当社は約600名規模とクチコミ数も少なく、情報が古く事実と異なっていても訂正できる場がないため、ひとつの投稿が“会社のすべて”のように受け取られてしまう怖さがありました。

学生の皆さんに正しい情報を届けることができていないのでは?というもどかしさから、「それなら自分たちから一次情報を発信しよう」と考えたのが動画導入のきっかけです。

同じグループ内でも採用動画の取り組みはまだなかったため、「先頭を切ってやってみよう」という思いも後押しになりました。

― Instagram等、数あるSNSの中で、なぜ動画(YouTube)だったのでしょうか

高橋様:

動画は、文章よりも会社の雰囲気を直感的に伝えることができます。学生にとって「なんとなく良さそう」「自分に合いそう」と感じてもらうことが重要で、動画はその第一印象をもってもらうのに非常に効果的だと考えました。また、オフィスツアーのように、わずか数秒で企業の雰囲気を伝えるコンテンツも作りやすい点が大きな魅力です。

特に商社の採用活動では、「キラキラした海外案件」というイメージが先行しがちですが、実際の仕事は工場に足を運んで、泥臭い調整を重ねることが多いです。そうしたリアルな部分を映像で見せることで、学生に入社後のギャップを感じさせないようにし、より現実的なイメージを持ってもらえると考えました。

― 実際に公開してみて、反響はいかがですか。

高橋様:

学生からは「対談動画を見ました」「オフィスの雰囲気が分かって安心しました」という声が届きます。社内でも「採用広報がずいぶん柔らかくなったね」と好意的に受け止められ、多くの社員も積極的に協力してくれているので、社長自ら「社内サイネージで流そう」と提案してくれるほどです。

最初は「リスクがあるから…」等、動画に懐疑的だった部署も、経営層が支持したことで協力的になり、動画が社内の一体感づくりにも一役買っています。特にオフィスツアー動画は再生数が伸びやすく、面接で「あの動画に出ていた方ですよね」と話題になる場面も多いですね。

― SNSは他にもありますが、YouTubeを選んだ理由は?

高橋様:

InstagramやX(旧Twitter)も検討しましたが、“映え”を求められる点と炎上・誤爆投稿のリスクが気になりました。その点、YouTubeは伝えたい内容をコントロールしやすく、フォロワー数といった数字の見た目競争に巻き込まれにくいです。採用人数が多くない当社にとって、費用対効果の面でも最適でした。

MEICARIへの依頼について

― MEICARIへ依頼された決め手をお聞かせください。

高橋様:

映像ってただ”ある”というだけでは意味をなさず、“見てもらう”ことが何より重要だと思っています。MEICARIさんは、こちらの“ふわっとした要望”を汲み取りながら、サムネイルやタイトルに至るまで「思わず再生したくなる」工夫を盛り込んでくれました。

撮影後もアナリティクスを共有し、「この時間帯に公開すると伸びやすい」と改善提案をくれるので、作って終わりではない伴走が心強いです。

― 満足度調査でも高評価だったそうですね。

田中様:

内定者アンケートでは動画コンテンツの満足度が9割超。「満足」「どちらかといえば満足」がほぼ百パーセントに近い結果でした。

動画のURLから直接マイページへ登録いただいている例もあり、定量面でも効果を確認できています。

今後動画で挑戦したいこと

― 今後、動画で挑戦したいことは?

田中様:

「会社を知る」で終わらせず、「もっと話を聞きたい」「OBOG訪問してみよう」と思ってもらえる動画を増やしたいです。文字だけでは伝わりにくい事業内容を社員の言葉で語り、理解を深めてもらう狙いです。

高橋様:

動画はすべてを語るのではなく、あくまでも“きっかけ”。今後はZoomと連携したYouTube Liveでの限定配信イベントにも挑戦し、インターンシップ落選者や説明会参加者の志望度を再点火するような使い方を検討しています。

― 制作会社に求めることは?

高橋様:

「動画は社内で作れるのでは?」と言われることもありますが、伝わる動画をゼロから企画・編集するのは想像以上に難しい。MEICARIさんのように意図を汲み取り、クオリティを担保したうえでスピーディーに形にしてくれるパートナーは貴重です。プロに任せて本当に良かったと感じています。

まとめ

口コミサイトの情報が先行しがちな今、企業自ら“リアル”を発信する重要性は高まる一方です。三井物産プラスチック様では、YouTube動画を「学生との初期接点」兼「深掘りのきっかけ」に位置づけ、採用広報の質を向上させました。

内定者満足度9割超、経営層の巻き込みによる社内外のポジティブな連鎖、そしてコストを抑えながら安全に運用できる体制―動画活用は学生とのギャップ解消や内定承諾率の向上にも直結しています。動画を使った採用ブランディングを検討されている企業様は、ぜひ参考になさってください。

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