JFE商事株式会社様(以下JFE商事と表記)は、JFEグループの中核事業を支える鉄鋼専門商社の代表的存在であり、日本国内外の産業の発展に貢献しているグローバル企業です。
MEICARIでは座談会や海外Vlogなどの動画掲載に加えて、オンラインLIVEへ多数ご登壇いただくなど、様々なお取組みをさせていただいております。
今回は近年の早期化・オンライン化への対応状況や、動画掲載・オンラインLIVEの各施策の実行を通じたご所感など、幅広くお話を伺いました。(担当:三谷様、坂様)
新卒採用の社内体制 | 5名体制(イベント登壇などは2-3名で対応) |
例年の新卒採用人数 | 50名程度 |
文理比率(イメージ) | 9:1 |
男女比 | 5:5 |
採用活動の変化について
オンライン化が進んだことによる変化
ーここ数年の主な情報収集や”最初の出会い”みたいなところは、オンラインがかなり増えてきていると思うんですけれども、ポジティブ・ネガティブに感じるところはありますか?
三谷様:
ポジティブな観点で言うと、採用活動自体はしやすくなったなと思います。地方の学生とか、遠い海外の留学生とか、オンラインで会えるっていうところがあるので、ここは非常に大きいですね。
逆にネガティブなポイントなんですけども、オンライン上と実際に会ってみた感じが全然違う。もう多分これは他社さんもそうだと思うんですけれども、「この学生、雰囲気全然違うな」とかっていうのはありますね。これは良くも悪くもなんですが。
ーやはりオフラインでしかわからないことはありますね。
三谷様:そうですね。
近年の早期化による影響
ーそのほかで直近の新卒採用活動の変化はありますか?
三谷様:そうですね、やはり早期化が進んだことでしょうか。
ー早期化によって何か採用活動を変えたりしているんでしょうか?
三谷様:
正直あまりないですね。早期化が進んだからこそ、早く接触しないといけないなっていう感覚があるぐらいです。
影響というところだと、学生が大きく動きすぎるようになっているというか、世の中を知っていく中で適応していって、「ここもいいな、あそこもいいな」という風になっているように感じます。
結局は絞り切れなくて内定が出ないという事態になっていたり、大きい決断が故に、一社に決めかねていたり。
結論、内定承諾のスピード感が遅くなってるなと感じます。
内定を早く出しても、「6月にまだメガバンクとか、大手メーカーの選考が残っている。そこに挑戦したいんです」と決めかねてしまって、結局そちらで内定が出ず、遅れて「承諾します」というのが増えているとは思いますね。
ーそういうのを聞いていると、シンプルに「就活が長くなっているだけ」ですよね。
三谷様:
おっしゃる通りです。早期化の裏返しで「長期化」になっていると思いますね。
ー企業様側でも、25卒と26卒の時期が被っていたりもしますよね。
三谷様:
それも長期化ですね。こちらも合わせないといけないので。例年だと、夏から次の学生を考えればいいと思っていたのに、夏前に動かないといけなくなっています。
今後注力したい採用手法について
ーオンライン、オフライン問わずなんですが、今後注力していきたい採用の手法はあったりするのでしょうか。
三谷様:
坂とも話しているんですけど、多く接触するというか、早期に接触するのは、やはりオンラインの方が良いのかなという風に思っています。
その後の企業の理解とか、より接触を持って惹きつけするのは、対面の方が良いなという感覚を持っています。
坂様:
これからは実際に大学に行って、学生と直接コミュニケーションを取って、関わって、志望度を上げるといったところに注力してやっていきたいと思っています。
ーオンラインが入り口になって、グリップはやっぱりオフラインというところが、年々固まりつつありますよね。
MEICARI LIVEに登壇されたきっかけ
登壇された直後の印象
ー今回25卒向けのMEICARI LIVEへご登壇いただいたきっかけは?
三谷様:
単純にYouTube動画の視聴者数がかなり多いというところの信頼感と、あとは学生がYouTubeで就職活動もするだろうなという、こちらの推測で思い切ってやってみようと思いました。
最初はたしか「無料のお試しで出てみませんか」というご提案があったと思うんですけど。そこで4月の時期に250名ぐらい集まって、正直「ありえないな」と思うぐらい集まりました。
「めっちゃ来ちゃったな」って思いましたね。(笑)集客については「安定してるだろうな」という印象です。
ーありがとうございます。ご登壇頂けて、ありがたい限りです。
他のイベントと比べたMEICARIの強み
ー他のライブとか、いわゆる配信型のイベントには年にどれぐらいご登壇されていらっしゃいますか?
三谷様:
ライブ配信で言うと、今3、4回ぐらいですかね。MEICARIさん以外だと、ナビサイトさんのライブセミナーに参加する程度で、他は基本的には合同説明会に出ています。
以前はYouTubeLIVEをやっている他の就活サイトのイベントにも出ていました。MEICARIさんは、より学生にフィットしたコンテンツというか、学生を(演者として)出してるっていうのもあり、学生が見やすいと思うんです。
ーライブの選定で重視しているところは、やはり費用対効果というところでしょうか?
三谷様:
やはりそこが一番ですね。この費用でどのぐらいの学生が来てくれるのかというところです。あとは合同説明会とライブは少し違うのかなという風に個人的には思っています。コンテンツとしての面白さも大事かなと思っています。
MEICARI YouTubeへの掲載理由
YouTube掲載に期待するのはキャッチアップ
ーMEICARI YouTubeへの動画掲載のきっかけもお伺いできますか?
三谷様:
私は最初の部分は直接携わってないんですけど、(MEICARI LIVEと)似たようなことだと思います。例えばYouTubeで配信というか、映像に残したいというのが徐々に流行り出したときですよね。
新規施策でチャレンジしてみたところ、広報としても非常に効果があって、継続的にやろうと思いました。
ーそれまではSNSや動画掲載はあまりなかったのでしょうか?
三谷様:なかったですね。
ーそうなんですか。御社であれば、普通に就職活動してる学生だったら見つけられるとは思うのですが、どういう理由でご掲載いただけたのでしょうか?何か課題に感じるものがあったのでしょうか?
三谷様:
これはよく社内で言っているんですが、最初のキャッチアップの部分ですね。例えば、(学生が)商社を調べているとJFE商事が出てくる。「何だろうこの会社?」とか、「ちょっと調べてみようかな」となった時に、(MEICARI掲載の)動画に行きつくと思うんです。
「この会社いいな」という風に、静止画や文章じゃなくて、動きがある動画の中だから、社員さんの雰囲気とかってすごく感じられると思うんですよ。
それで「JFE商事にエントリーしよう」とか、「もっと知りたいな」というきっかけになれるようなものを動画には期待してるので、そういった意味で母集団形成の一つかなと思っています。
オンラインイベントの集客方法について
選考特典でエントリーのきっかけに
ー母集団形成として他社様のイベントにご出演される時の集客はどのような手法がメインだったのでしょうか?
三谷様:基本的には選考特典で、(MEICARIと)同じですね。
ーそうなんですね。選考特典へ踏み切る企業様と難しい企業様がわかりやすく分かれている印象なのですが、御社がやることを決めたきっかけはどういうものだったのでしょうか?
三谷様:
そうですね。(学生が)エントリーするハードルは高いと思うんです。私たちが学生の時もそうだったんですけど、エントリーするのにESの必要文字数が500字・600字等多かったり、テストが2回あったりで、結構ハードルになっていると思います。
その時に、そこ(選考特典)でちょっとでもハードルを下げれば、きっかけとして知ってくれるのではないかと思っています。
「簡単ですぐ終わるし商社も見てみたいから、じゃあ受けてみようかな」というイメージで、エントリーのハードルを下げるために行っています。
ーありがとうございます。本当にここに尽きますよね。MEICARIも金券特典なども試してみたりしたんですけどイマイチ本質的でないなと思ってやめてしまいました。
三谷様:
そうですね。就職活動はやはり金券では決めないと思います。特典を付けると、ちょっとでも興味を持って、ちょっといいかもというその1ミリが多分エントリーするきっかけになる。ただPR動画免除とか一部選考免除の特典が良いかなと思いますね。
実際のプロセスに関して
MEICARILIVEについて
ーMEICARI LIVEへのご登壇までのプロセスですとか、ご利用感というところはいかがでしょうか?
三谷様:
事前準備に関しては、非常に満足しています。レジュメを毎度頂いていて、特にクロストーク形式などは「何を話そうかな」という状態になるんですが、かなり細かく指示して頂けるので非常に助かります。
中身に関しても現状は非常に満足しているのですが、これからいろんな種類のイベントがでてきたら良いなと思っています。
ーありがとうございます。現在企画中なのでその点はご期待ください!
MEICARI掲載動画について
ーではMEICARI掲載動画の制作プロセスはいかがでしたか?
三谷様:
特に不満とかはなかったんですが、弊社の駐在員の方が忙しい時期だったので、なかなかコンタクトが取れずに連絡が滞っていたりとか、動画打ち出しのタイミングが12月になってしまったり等はありましたね。
MEICARIさん側の準備等は特に問題はなかったです。Vlogの撮影、ここ(のシーン)ほしいですっていうのも、もう少しラリーも少なくできればというところがありましたが、事前に「これとこれを撮りたい」っていうのは難しいと思うんですけど、私もそこは失敗だったなと思いました。
ーVlogを撮る部分に関しては、実際に駐在員の方にご提案頂くこともあったりするので、ブレる部分がどうしても増えてしまうのですが、改善していければと思っています。
MEICARI施策後の影響
LIVE登壇後のご感想
ーLIVEに関して、定量的な期待値というところはいかがでしょうか?
三谷様:
結論、期待値は上回っています。費用対効果の話をMEICARIさんの目の前でするのもあれなんですけど、費用対効果はかなり高いと思います。他媒体さんと比べても全然違いますし、非常にありがたいですね。
学生もかなり積極的で、特に学生が司会者としているので、学生目線の質問が来るんですよ。その質問の質というか、すごくいいなと思っています。
「そこ気になりますよね」っていうところを包み隠さず話すことができるイメージです。
ー学生情報の提供数やインターン参加者はいかがでしたか?
三谷様:
直近のイベントで言うと、インターン参加者は(正直これはすごく多いわけではないんですが、)5名でした。他のイベントに出ていても同じ程度です。基本的にほとんどが、(これまで)何も参加したことがない学生たちでしたね。
動画掲載後の反響や期待値は?
ーMEICARIへの動画掲載に関してご所感や反響はいかがでしょうか?
三谷様:
反響は非常に大きいですね。内定者のオフィスツアーとかがあるんですが、その時に、弊社の大ファンみたいな学生がいらっしゃって、「あの人MEICARIの動画出てましたよね」とか言うんですよ。
よくわかるねって(笑) そういうのも、一つ好きになってもらうきっかけというか、ファン作りのきっかけだなとは見ていて思いますね。
ーいや、嬉しい限りです。この辺りは入口部分で、興味を持ってもらう・認知をしてもらうという効果はご実感いただけているという感じでしょうか。
三谷様:
かなり実感しています。私が出演した動画も、「髪型全然違いますね」とか、普通に学生から言われたりするんで、みんな見た?って聞くと、見ました見ましたってよく言ってくれます。
ー定量的な期待値はいかがでしょうか?
三谷様:
期待していた数値は視聴者数でした。まずは、こういった動画とかイベントで認知をしてもらう。その認知ができたっていうのは、多分視聴者数なんですよね。
それで、ここからいかにうちの選考に来てもらうかは、私たちの技量になるので、インターン参加に関しては、また別物だと考えています。なので期待してる数値としては、視聴者数のみとしているので、そこはすごく満足しています。
まとめ
ー最後に、総括的な内容というか、全体の感想を頂きたいです。
三谷様:
そうですね。やはり周知とか認知、惹きつけもそうなんですけど、そういったことに関しては、ずば抜けてるなとは思います。他の商社の採用担当の方とも、これからの施策などについて聞いていますが、「来年はMEICARIに沢山出てもいいなと思ってます」ということはかなり聞いています。
そういう意味で、早期化でも早い時期、特に夏前などは積極的に出るべきかなと感じてます。惹きつけは私たちが頑張って、集団認知、広報活動はMEICARIさんにやって頂くというところが一番いいのかなと思ってます。
ーありがとうございます。MEICARIとしても、動画もイベントも常に常にブラッシュアップして作っていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
三谷様:よろしくお願いいたします。