はじめに
東京電力グループ様は、創業以来70年、エネルギー事業者として現在は“電気だけではなく”総合エネルギーサービス事業者として、4社から成るホールディング体制で事業を推進しています。
東京電力グループ様は、誰もが知る有名企業でありながら、YouTubeなど時代に合ったタイムリーな施策を次々と打ち出しています。
名キャリでは『採用動画と言えばコンセプトムービーを作りたい』といった具合に企業様のニーズが非常に高いコンテンツである一方で、(リアルを知りたい)求職者に視聴してもらうハードルがあり、工数/コストと効果が可視化しづらいという課題もご相談頂くこともしばしばあります。
今回、新たにコンセプトムービーを制作された狙いや注力ポイントから実際の反響まで、コンテンツが氾濫する今の時代だからこそ非常に参考になることが多いと考え、インタビューにご協力頂きました。
採用向けコンセプトムービー制作について
東京電力グループ様の採用人数など概要
ー貴社の新卒採用の規模感(人数)はどの程度でしょうか?
川口様:
当社の採用人数について、2024年採用では850名程度で男女比等は意識せずに採用しています。
ーやはり、非常に多いですね…!お伺いしたいことは山ほどありますが…今回はコンセプトムービーに絞って質問をさせていただきます。
(採用)コンセプトムービー制作のキッカケ
情報が氾濫する時代だからこそ、コンセプトを伝えたい
ー貴社が採用向けのコンセプトムービーを制作するに至った背景を教えてください
川口様:
理由はいろいろとありますが、求職者(学生)がYouTubeで東京電力を検索すると、情報ソースや真偽が分からない様々な動画が上がっている状況だったので、(しっかりと)東京電力グループらしさが伝わる動画を用意しておきたかったというのが本音としてありました。
ー確かに、誰でも投稿出来てしまうような状況だからこそ、求職者にとっても公式発信の情報は非常に重要ですよね。今回はそういった観点であれば、コンセプトムービーの制作は決まっていたということですかね?
川口様:
そうですね、コンセプトムービー以外は今回は検討していませんでした。
〈ポイント〉
人気企業/有名企業/採用人数が多い企業の場合、再生数が稼ぎやすいといった理由もあり、極端な情報や、場合によっては完全に誤った情報などがYouTubeやSNSにアップされている場合があります。
また、動画に限らず過去に投稿/掲載されていた古い情報(口コミサイトや情報サイト等)がそのまま残ることで、本来伝えるべきメッセージが伝わっていないことも多いです。
既にほかに企業情報を伝える説明会や、社員インタビュー/座談会などの動画コンテンツがある場合には、このような1メッセージを届けるコンセプトムービーが非常に効果的です。
コンセプトムービー制作するにあたって苦労した点、懸念点
ーコンセプトムービーを制作するにあたって(事前に)苦労した点、懸念点などはありましたか?
川口様:
まず、当グループには色々な職種があるので、コンセプトをまとめ、どうPRしていくのかすり合わせをすることに苦労しました。例えばインタビューカット1つを取っても、事前に調整する必要がありましたね。
ーありがとうございます。正直、かなりスムーズにご対応いただいていた記憶がありますが、裏ではそういった苦労があったのですね。
企業側の体制
ーちなみに、コンセプトムービーということで広報との連携はどのように行っていたんですか?
川口様:
意思決定の際は広報と登壇社員の管理職へ確認し、動画のチェックに関しても同様に確認依頼を行い、OKであればグループでも確認し、(名キャリへ)回答しているというフローを取っていました。
ー貴社は当社に依頼をお客様の中でも、特に柔軟に対応いただいたりレスポンスが早かったりと、本当にやりやすくて助かっていたのですが、とはいえ確認を入れられていてあのスピードの早さだったのですね…!
注力したポイント
ー今回注力したポイントを教えてください
川口様:
求職者(学生)に東京電力グループの事業を知ってもらうために、どの8事業を紹介するかや、人選はどうすべきかという部分に注力しました。
ー人選で動画のイメージがガラッと変わってしまうので、その点注力頂き、本当によかったです…!お陰様で様々な若手の方にフォーカスさせていただき、未来に向けたイメージを想起しやすいコンテンツとなりました。
効果について
ー率直に反響はいかがですか?
川口様:
再生数は公式YouTubeの中では多い方(1カ月で2200再生超)ですので、今後検索上位になるように出来ればなお良いなと思っています。マイページのトップ画面に動画を掲載したので、更に積みあがっていくことも期待しています。
ーコンセプトムービーがこれだけ視聴されるのは本当に素晴らしいと思いますし、嬉しいです…!ちなみに、今後はどういった施策を検討されていますか?
川口様:
今後はLIVE配信への注力や、動画制作についてもグループで拡充させていきたいと考えています。
〈ポイント〉
コンセプトムービーを制作するにあたって、『私たちが創るエネルギーの未来』というテーマに対して、採用向けに業務内容や一部やりがいを紹介しつつ、若手社員の方が主体的に未来を創る仕事に携わっていることを訴求させていただきました。
ドローンから見た電線路など映像的な惹きつけを行いつつ、インフラとして人々の生活にどれだけ大きな貢献をしているのかや、新たな事業へのチャレンジなどが伝わる構成になっています。
名キャリへの依頼について
他の制作会社との比較
ー名キャリへの依頼を検討した理由を教えてください
川口様:
何社か相見積もりを取っていましたが、今回検討させていただくうちの1社として上がったのは、以前から動画やLIVEでのお付き合いでクオリティが高かったからです。
昨年依頼したインタビュー動画や説明会動画、名キャリへの掲載動画など、それぞれ社内的に評判も良かったですし、特にインタビュー選考前に学生・面接官含めて見てもらえていましたね。
ーそれは大変嬉しいです…!ありがとうございます。最終的に名キャリへの依頼の決め手はなんでしょうか?
川口様:
最終的には、コスト面が段違いだった(金額が低かった)というのも大きな決め手ではありました。
ーありがとうございます…!
〈ポイント〉
名キャリは、採用に特化した動画制作サービスですので、ありがたいことにYouTubeの印象を強く持っていらっしゃる企業様も多いですが、コンセプトムービーに限らず採用向けに最適なご提案を幅広くさせて頂いております。
名キャリへの依頼について
ー(カジュアルに)実際、当社に依頼してみてどうでしたか?
川口様:
スケジュールが相当タイトでしたが、修正指示など丁寧に速やかに対応いただき、クオリティも高かったです。
ーありがとうございます…!ご指摘なども是非お願いします。
川口様:
撮影日数がもう少しあれば、欲を言えば現場撮影を増やしたかったです。
ーありがとうございます…現場の動画はよりイメージしやすくなると思うので、今後依頼の際は更に増やしていきたいと思います!この度は、インタビューのお時間をいただきまして、ありがとうございました!
コンセプトムービーの制作フロー
コンセプトムービーは、企業様にとっても比較的工数がかかる動画ですので、現状のヒアリングを行い、まずは実施すべきかどうかについても専任のコンサルタントが丁寧にお話をさせていただきます。
コンセプトムービーは撮影頻度が比較的多めになることや、キーメッセージの映像化等、通常の説明会やインタビュー動画と比べると企業様ごとにお見積り金額が変わるため、与件ヒアリング後、ご提案・お見積りをお出しさせていただきます。
基本的には名キャリ側主導でディレクションを行っていきますが、キーメッセージ/コンセプトの決定や社員の方に依頼する調整などは行っていただきます。
納品後もYouTubeへのアップロード作業や分析レポート、サムネイルの変更などは全て無料でサポートしておりますので、お気軽にお申し付けください。